ドラえもんの誕生日である9月3日(作中のドラえもんは2112年の誕生です)にオープンする「
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」。世界中で愛されているドラえもんをはじめ、数多くの名作を生み出してきた
藤子・F・不二雄さんの原画やメッセージを幅広い世代に伝えるために作られた施設です。
外観藤子・F・不二雄さんは1933年生まれ。小学校で安孫子素雄さん(現:藤子不二雄Ⓐさん)と出会い、手塚治虫に憧れてまんがの道へ進みます。ドラえもん、オバケのQ太郎、パーマンなどの傑作を次々に発表し、人気まんが家として活躍しました。1961年に川崎に転居、1996年に62年の生涯を閉じるまで、精力的に創作を続けました。
エントランスミュージアム建設の構想が持ち上がったのは、1999年です。
藤子・F・不二雄夫人の藤本正子さんが「ずっと応援してくれたファンに恩返しがしたい」と川崎市に構想を提案。2008年に藤子プロ等と川崎市で基本構想が発表され、2010年に着工、本年開館と、12年の構想を経て待望のオープンとなりました。
展示室I原画の魅力に直接触れて、大人も子どもも「まんが世界」の楽しさを感じることができるのがミュージアムの基本理念です。約5万点の原画を収蔵・管理し、その中から約130点を展示します。
「まんがができるまで」展示室は1階と2階に1つづつあり、1階の展示室Iでは、ドラえもん、オバケのQ太郎、パーマン、キテレツ大百科など、藤子・F・不二雄さんの名作原画を常設で展示します。 「まんがができるまで」は、まんが原稿の上をドラえもんやのび太たちの映像が動きまわって、まんがの制作過程を説明するもの。子どもも楽しみながら見ることができそうです。
※オバケのQ太郎は藤子・F・不二雄、藤子不二雄Ⓐの共同著作物です。