家庭用ロールプレイングゲーム史上に燦然と輝く、ドラゴンクエスト。シナリオ・ゲームデザインを堀井雄二、キャラクターデザインを鳥山明、音楽をすぎやまこういちの各氏が手がけ、発売日の電気店での大行列は社会現象にもなりました。本展はゲーム史上初めてとなる本格的な展覧会。ドラゴンクエストファンにとっては待望の開催となります。
会場 第1章「伝説の冒険」会場は「伝説の冒険」「導かれし記憶」「新たなる旅立ち」の3章構成。第1章の「伝説の冒険」では、来場者は冒険者となって会場を回ります。「冒険の書」を手に、あちこちに用意されている謎を解いて進み、最後は竜王と対決!見事に竜王を倒せば、会場出口前のカウンターで「勇者の証」がプレゼントされる、という趣向です。
会場 第1章「伝説の冒険」第2章の「導かれし記憶」はドラゴンクエストの歴史を振り返るコーナー。堀井雄二氏の制作仕様書、鳥山明氏のキャラクター原画、すぎやまこういち氏の楽譜などの貴重な資料が展示されているほか、初代からIXまでのドラゴンクエストを楽しめるコーナーも。歴代ドラゴンクエストグッズの展示もあります。また第3章「新たなる旅立ち」は、開発中の最新作「ドラゴンクエストX」について。世界観やキャラクター設定などの情報が、いち早く紹介されています。
第2章「導かれし記憶」の冒頭展示会場には六本木にある「LUIDA’S BAR(ルイーダの酒場)」も出張出店。骨付き肉「ギガンテスのこんぼう」や、「スライム肉まん」などの人気メニューも味わうことができます。
1986年といえば、六本木ヒルズではなくアークヒルズが誕生した年。四半世紀の間に大きく変わったものもありますが、ゲームが持つ楽しさや明るさはもちろん今でも健在。新しいドラゴンクエストの発売が待たれます。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2011年10月7日 ]