絶大な人気から成功者のイメージが強いウォルト・ディズニーですが、その生涯は順風満帆というわけではありませんでした。
最初に立ち上げた会社は1カ月で頓挫。ミッキーマウスの前に生まれたうさぎのキャラクター「オズワルド」は、スタッフの引き抜きにあって版権を失っています。
©Disney ミッキーマウスは会場前半で展示それでも、何ごとにも前向きだったウォルト。新たなオリジナルキャラクターとして考案したのが、以前飼っていたネズミから着想したミッキーマウス。1928年に「蒸気船ウィリー」でスクリーンデビュー、一躍人気者になりました。
©Disney 会場展覧会の会場は4章構成。第1章ではミッキーマウスが生まれるまでのウォルトの日々を紹介。ミッキーマウスのゲートをくぐった第2章以降には、ダンボ、バンビ、ピノキオなど、おなじみのキャラクターが登場します。
©Disney 壁面の足元には、ディズニー公認のキャラクターアーティストが描いたイラストが会場の壁面には、ところどころにディズニーキャラクターのイラストが描かれています。
これは日本には4人しかいない、ディズニー公認のキャラクターアーティストが、実際に壁面に描いたもの。会場全体では110種類のキャラクターが描かれているそうです。
©Disney 自らが作ったミニチュアのストーブなども後半には、自分自身が手がけたミニチュアのストーブや、自宅庭に走らせた8分の1スケールの汽車の車両なども。経営者ではなく、クリエイターとしてのウォルト・ディズニーの姿が垣間見られる展覧会です。(取材:2012年4月20日)