「コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City」は、旧「サンシャインプラネタリウム」の歴史を受け継ぎ、コニカミノルタの直営館として2004年3月にオープン。以来、毎年30万人を超える来場者を集めてきました。
同館は2007年にも光学式プラネタリウム投映機と座席を更新しましたが、今回は二度目のリニューアルとして2011年5月9日(月)から休館。いよいよ7月7日(木)に再オープンとなりました。
皆藤愛子さん(中央)にプレゼンする、コニカミノルタプラネタリウム株式会社代表取締役社長の上田裕昭氏(左)今回のリニューアルでは、従来の全天周CG映像システムを最新鋭のデジタルプラネタリウムシステムに刷新しました。新システムは宇宙空間における星の位置を3次元データとして保持しているため、例えば地球から見えるカシオペア座を別の宇宙空間から見ると、星の位置関係がどのように見えるかなど、正確にシミュレートして表示することができます。
また、プロジェクターも世界最高レベルの画質の機器を6台連動させ、ドーム全天360度に継ぎ目のない映像が投映可能に。音響システムも更新され、より迫力ある臨場感が楽しめるようになりました。
「ヒーリングプラネタリウム」について従来から実施されていたアロマの香りととも美しい星空を楽しめる「ヒーリングプラネタリウム」は、19:00からと20:00からの2回に。リニューアルオープニング作品は「天の川」で、ラベンダーの香りと心やすらぐ音楽の中で、美しい天の川を眺めるという贅沢なひと時を過ごすことができます。遅めの時間設定なので、仕事帰りのデートにも役立ちそうです。
シックな雰囲気になったロビー“満天”という愛称は、都会では見ることが難しくなった美しい満天の星空を提供する場として命名した、というコニカミノルタプラネタリウム。2012年春には東京スカイツリータウンに“天空”のオープンも控えており、こちらの完成も待ち遠しいです。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2011年7月6日 ]