「DOMANI・明日展 plus online 2020:〈前夜〉を生きる」公式サイト
若手芸術家等を対象に、文化庁が海外研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(在研)」の成果を発表する「DOMANI・明日展」は、今回初めて、オンラインによる企画展「DOMANI・明日展 plus online 2020」を開催している。
若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修を文化庁が支援する同制度は、1967年度からスタート。美術分野では、そうした成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を毎年開催。補完する展覧会として「DOMANI・明日展 plus」も開いている。
新型コロナウィルスの影響で、国内外でつぎつぎに展覧会、芸術祭、アートフェア、公演などが延期・中止される中で実施される「DOMANI・明日展 plus online 2020」は、文化庁主催による初のオンライン企画。
オンライン企画展という手法に親和性がある研修経験者7作家(小金沢健人、田村友一郎、奥村雄樹、山本篤、山内光枝、加藤翼、やんツー)、さらにゲスト作家として青山悟を招き、現在の表現と言葉を発信する。
サブタイトルは「〈前夜〉を生きる」。われわれが災害と災害の「あいだ」を生きている存在と定義し、参加作家に投げかける。
「DOMANI・明日展 plus online 2020:〈前夜〉を生きる」は10月11日(日)まで閲覧可能。
なお「DOMANI・明日展」も、今年度も国立新美術館で第23回目の開催に向けて準備が進んでおり、例年通り、10名程度の作家によるグループ展となる予定。出品作家とサブタイトルは、9月以降に発表される。
関連サイト:DOMANI・明日展 plus online 2020:〈前夜〉を生きる