ふじのくに地球環境史ミュージアム「消えゆく隣人」
空間デザインに注目!
このコーナーではまだ紹介されていない、ふじのくに地球環境史ミュージアムに行ってきました。静岡県立の自然博物館です。
外観は学校のようですが、それもそのはず、県立静岡南高校をリノベーションした施設です。学校からミュージアムへの転身は、施設の特性にもピッタリだと思います。
ふじのくに地球環境史ミュージアムの正面入口 高校の校舎をそのまま利用しています
中に入ると、教室がそのまま常設展示室に。机や黒板など、学校で使われていたものがそのまま使われているのもユニークです。
展示室1「地球環境史との出会い」
展示室3「ふじのくにの海」 展示台は学校の机を使っています
「思考するミュージアム」がコンセプトのため、解説文は少なめ。展示空間はとても洗練されたデザインで、国内外で多くのデザイン賞を受賞している、との事。
展示室4「ふじのくにの大地」
展示室8「生命のかたち」には、脊椎動物の骨が並びます
10の常設展示室のうち、展示室9と展示室10では対話型の展示を実施。進行役のインタープリターさんが講義形式で解説してくれます。実際に人から聞くと、理解がぐっと深まります。
企画展は「消えゆく隣人 ― 静岡県レッドリストの絶滅危惧種 ―」。静岡県ではすでに12種の動物が絶滅した、との事。由々しき問題です。
企画展は「消えゆく隣人 ― 静岡県レッドリストの絶滅危惧種 ―」
2016年に開館したばかりの、新しいミュージアム。小学生ぐらいの家族連れが何組か来ていました。ファミリーはもちろんですが、空間デザインに興味がある人には強くおすすめしたいミュージアムです。
エリアレポーターのご紹介 | P. K-KO 話題の美術館や建築物をチェックして足を運ぶのが、休日の日課です。 いつかこんな美術品を収集したいと夢見ながら、鑑賞を楽しんでいます。
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