2019年度センチュリー文化財団寄託品展覧会・特殊文庫連携展示

    本の虫・本の鬼

    慶應義塾大学アート・センター | 東京都

    蔵書家―書物を集める人―とはいかなる存在か。この展覧会では、書物の収集・研究・公開に尽力した人々の軌跡をたどります。 古代・中世においては、権力者や代々の学者・学僧あるいは寺院など、書物を集める人や場所はかなり限定されていましたが、近世に入ると、出版文化の興隆に伴ってさまざまな蔵書家が現れます。近代に入り、明治維新と廃仏毀釈、関東大震災、第二次世界大戦など、社会の変動や混乱のなかでも、その伝統は受け継がれ、現代に続いています。 第一部「集散する書物」では、近世初期の大名や学者に始まり、現代の研究者に至るまで、バラエティに富んだ蔵書家の横顔をその旧蔵書とともに紹介します。 第二部「善本への希求」では、江戸時代後半に始まる考証学・書誌学、昭和に入って花開く国文学などの学問の展開とともに、より良いテキストを求めた学者の営みを、その蔵書を通じて探ります。 第三部「出版への執念」では、学問の進歩のため、また書物の隠滅を防ぐため、善本の影印・翻刻による普及に努めた人々の活動を、その出版物や原稿とともにお見せします。 この展覧会を通して、書物に関わった人々の学問に対する真摯な態度と、その背後にある日本や中国の文化に対する深い敬愛の念を感じて頂ければ幸いです。 なお、この展覧会は「特殊文庫の古典籍」と題した、大東急記念文庫(五島美術館)・金沢文庫・東洋文庫・静嘉堂文庫との連携展示でもあります。
    会期
    2019年6月3日(月)〜6月28日(金)
    会期終了
    料金
    無料
    休館日 土日祝(ただし、第一会場:図書館のみ土曜日開館)
    公式サイト http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/century2019/
    会場
    慶應義塾大学アート・センター
    住所
    〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
    03-5427-1621
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