2020年夏のオリンピック・パラリンピック東京大会の開催に先立ち、歴代のオリンピック記録映画を特集します。
4年ごとに世界の注目を浴びるこのスポーツの祭典ですが、その姿が初めて映画のフィルムに収まったのは、金栗四三ら日本の代表団が初参加した1912年のストックホルム大会でのことです。1930年に国際オリンピック委員会(IOC)が各大会の記録映画作りを義務づけると、以降は大会ごとに公式映画が作られ、また非公式にも優れたドキュメンタリー作品が生まれました。
オリンピック記録映画は、各競技の歴史や名アスリートたちの活躍を見る楽しみに満ちているだけではありません。それと同時に、レニ・リーフェンシュタール、市川崑、クロード・ルルーシュ、篠田正浩、イム・グォンテク、カルロス・サウラといった世界的な監督たちの活躍の場にもなり、映画芸術にとっても挑戦の機会となってきました。
MoMAK Filmsでは、国立映画アーカイブで特集上映された23作品から厳選した「これを見れば東京オリンピックが数倍楽しめる(はず?)」4作品をお届けします。
2/15(土) 14:00-16:06
『民族の祭典』 1938年
(オリンピア・フィルム)
126分・DCP・白黒・日本語/英語字幕付
監督 レニ・リーフェンシュタール
2/15(土) 16:30-19:30 ※途中10分の休憩あり
『東京オリンピック』 1965年
(東京オリンピック映画協会)
170分・DCP・カラー・英語字幕付
総監督・脚本 市川崑
2/16(日) 14:00-15:52
『白い恋人たち/グルノーブルの13日』 1968年
(レ・フィルム 13)
112分・DCP・カラー・日本語/英語字幕付
監督 クロード・ルルーシュ、フランソワ・レシャンバック
2/16(日) 16:10-17:27
『ホワイトロック』 1977年
(ワールドマーク・プロダクションズ=サミュエルソン・インターナショナル)
77分・DCP・カラー・日本語字幕付
監督・脚本 トニー・メイラム