◆企画展関連公開講座
現在開催中の企画展「文化財とともに生きていく―ドジャー記念館 次の100年に向けて」に関連して、平山健雄氏(光ステンド工房代表)による公開講演会「ステンドグラスの修復・その技術と理念」を実施いたします。
平山氏は武蔵野美術大学で油彩画を学んだ後、日本の工房を経てフランスの国立高等工芸美術学校ステンドグラス科で本格的なフランス古典技法を学び、帰国後に工房を設立し、数多くのステンドグラスの修復を手掛けられてきました。ステンドグラスの注文制作及び過去の作品の研究・鑑定・修復の傍ら、後進の指導のために、週に一度古典技法の教室を開催されています。
建築と一体化した窓に付随する芸術であるステンドグラスの修復は、日本においては未だ確立されていません。ヨーロッパでは中世以来教会のステンドグラスは「未来永劫光り輝く義務と責任」が与えられており、宗教的・芸術的理念の下、職人達の手によって修復が綿々と引き継がれてきました。本講演会は、ステンドグラスの専門家として文化財の保存修復に携わる平山氏を講師に迎え、ステンドグラスの修復技術と理念についてお話いただきます。
日 程 : 2020年3月14日(土)
時 間 : 14時00分~16時00分(13時30分開場)
会 場 : 西南学院大学博物館2階講堂
入場料 : 無料(申込不要)
講 師 : 平山 健雄 氏(光ステンド工房代表)
◆企画展「文化財とともに生きていく」にて展示中の修復されたステンドグラスと使用道具の現物は、同14日までの公開となっております。
皆さまお誘い合わせの上、是非ご来場ください。