清川泰次　絵と言葉

長らく成城の地にアトリエを構えた画家・清川泰次（1919-2000）。1940年代より本格的に画家としての活動をはじめ、以降約60年にわたり、物の形態を写すことに捉われない独自の抽象芸術を探求し続けました。 清川は、色面や線のみで構成された作品を数多く描いていますが、その芸術観には、清川がのこした言葉からも触れることができます。清川は、1959年に『絵と言葉』、1967年に『絵と心』を出版し、自身の芸術や作品について記した言葉の数々を詩のようなかたちで掲載しました。 本展では、絵画作品をこれらの言葉とともに展示し、絵と言葉という二つの表現を通じて清川泰次の芸術をご紹介します。