京都市南区にある東寺(教王護国寺)に伝わる文化財を紹介する展覧会が来年開催される事となり、2018年10月17日(水)、都内で記者発表が行われた。
東寺は、平安京遷都に伴って、王城鎮護の官寺として西寺とともに建立。823年には弘法大師空海が嵯峨天皇から東寺を賜り、真言密教の根本道場となった。
展覧会には彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰が、計109件(うち国宝31件、重要文化財58件)出展。
東寺講堂の21体の仏像からなる立体曼荼羅からは、過去最多となる15体の仏像が出展。「仏像の中で最も恐ろしいのではないか」(展覧会を担当する富田淳 東京国立博物館学芸企画部長)とする《持国天立像》など、国宝の11体は、360度から見られるように展示される。
また会場には、真言宗で最も重要な秘密の儀式である「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」の道場も再現される。
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」は東京国立博物館 平成館にて、2019年3月26日(火)から6月2日(日)に開催。
観覧料は当日券が一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 900円。各200円引きの前売券は、2019年1月15日(火)から発売。海洋堂 帝釈天フィギュアセット前売券(限定1,000枚)は 7,500円で、2018年12月1日(土)から発売される。
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特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」