堀浩哉展―起源

    多摩美術大学美術館 | 東京都

    堀浩哉は1947年富山県高岡市に生まれ、1967年に多摩美術大学に入学しました。その年に堀は仲間を募って「自己埋葬儀式」というパフォーマンスを銀座の路上で行い、美術家としての活動を開始しました。同じ時期に堀は演劇集団も主催して、演劇にも関わっていきました。さらに、60年代末の激動期にあって学生運動にも参加し、その中から美術の制度性を問い直す「美術家共闘会議(美共闘)」という運動体を立ち上げて、その議長としても活動しました。  1970年に学生運動の責任者として大学を除籍された堀ですが、2002年に出身である油画専攻に教授として招聘されました。以来13年間、「天職」と思えるくらいに教職に熱意を注ぎ込んできました。堀はそれまで教職の経験はありませんでしたが、かつての多摩美時代の師・斉藤義重から受けた薫陶が、堀の背中を押してくれたのかもしれません。本展はその退職記念展として企画されました。  堀が指導者として学生たちに強調したのはドローイングの重要性でした。それは堀自身が作品の展開の度に、集中的にドローイングを繰り返すことを弾機(バネ)としてきたという体験に裏打ちされたものでした。  本展では、60年代後半の堀の最初期の試行から始まり、各年代の様々なタイプのドローイングの試みを中心に展示しています。また70年代初頭の、堀の第一回と第二回の二つの個展を、今の視点で「読み直し」合体させたインスタレーション+パフォーマンスを、卒業生や学生とのコラボレーションによって実施します。  時代の証言ともなる資料展示も合わせ、堀浩哉が描き、作り、発信し続けた作品のそれぞれの「今」をあらわにし、その作家像に迫ります。
    会期
    2014年10月18日(土)〜11月9日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00-17時(入館は16時半)
    料金
    無料
    休館日 火曜日休館
    公式サイト http://www.tamabi.ac.jp/museum/
    会場
    多摩美術大学美術館
    住所
    〒206-0033 東京都多摩市落合1-33-1
    042-357-1251
    おすすめレポート
    学芸員募集
    (公財)サントリー芸術財団 サントリー美術館 職員(運営担当)募集 [サントリー美術館]
    東京都
    読売新聞東京本社事業局 中途採用者募集! [読売新聞東京本社(大手町)]
    東京都
    【公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集 [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    丸沼芸術の森 運営スタッフ募集中! [丸沼芸術の森]
    埼玉県
    人と防災未来センター 震災資料専門員(会計年度雇用職員)の募集 [人と防災未来センター 資料室]
    兵庫県
    展覧会ランキング
    1
    大阪中之島美術館 | 大阪府
    没後50年 福田平八郎展
    もうすぐ終了[あと9日]
    2024年3月9日(土)〜5月6日(月)
    2
    東京オペラシティ アートギャラリー | 東京都
    宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO
    開催中[あと50日]
    2024年4月11日(木)〜6月16日(日)
    3
    東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ) | 東京都
    逆境回顧録 大カイジ展
    開催中[あと15日]
    2024年3月16日(土)〜5月12日(日)
    4
    佐川美術館 | 滋賀県
    ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
    開催中[あと43日]
    2024年3月30日(土)〜6月9日(日)
    5
    SOMPO美術館 | 東京都
    北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
    開催中[あと43日]
    2024年3月23日(土)〜6月9日(日)