海老原喜之助展 ―エスプリと情熱―

    横須賀美術館 | 神奈川県

    若くして、エコール・ド・パリ(※)の次代を担う画家として注目され、帰国後も詩情あふれる作品を描き、戦後は力強い代表作を次々と発表した海老原喜之助。首都圏では24年ぶりの大回顧展です。 1904年鹿児島市に生まれた海老原喜之助は、19歳で単身渡仏しました。パリで藤田嗣治に薫陶を受け、「エビハラ・ブルー」と賞賛された雪景色のシリーズなどを描き、エコール・ド・パリの次代を担う一人と期待されるようになりました。 1933年に帰国した海老原は名作《曲馬》で洋画界に衝撃を与え、詩情あふれる洗練された作品を相次いで発表しました。 第二次世界大戦末期には、郷里に近い熊本県内に疎開し、戦後も人吉市、熊本市と15年にわたり居住しています。人吉市ではデッサンに明け暮れる日々を過ごし、熊本市では海老原美術研究所を開設するなど、後進の指導と地方文化の振興に奮闘しました。この時期に描かれた、力強い構成の、記念碑的な作品群は今でも圧倒的なエネルギーを放っています。 1960年代に入ると、海老原は神奈川県逗子、さらにはフランスへと挑戦の場を移しました。しかし、惜しくも1970年、パリで66歳の生涯を閉じます。 画家の生誕110年を記念した回顧展である本展では、油彩画の代表作約80点のほか、版画や陶彫、陶器の絵付、近年発見された膨大なデッサンも紹介いたします。 ※エコール・ド・パリ 1925年頃から、当時パリで暮らし、制作していた国外の芸術家たちの呼称。モディリアーニ、パスキン、キスリング、シャガールなどが代表格。
    会期
    2015年2月7日(土)〜4月5日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00 
    駐車場 8:00~22:00
    料金
    一般900(720)円/高大生・65歳以上700(560)円/中学生以下無料
    *()内は20名以上の団体料金 *市内在住または在学の高校生は無料 
    *身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保険福祉手帳をお持ちの方と付添1名様は無料
    休館日 3月2日(月)
    公式サイト http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1406.html
    会場
    横須賀美術館
    住所
    〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4丁目1番地
    046-845-1211(代表)
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