奈良県橿原市で、日本書紀や万葉集に収められた大津皇子(おおつのみこ)の辞世の歌に登場しながら、所在地が不明だった「磐余池(いわれいけ)」の一部とみられる6世紀の人工池の堤跡が見つかり、2011年12月15日(木)、橿原市教委が発表した。
粘土で盛り土された高さ約2メートル、長さ約80メートル分の堤跡が見つかったもので、現在の地形から、堤全体の規模は高さ3メートル以上、全長330メートルと推定される。
川をせき止めるダム式の人工池としては、7世紀前半の狭山池(大阪府大阪狭山市)が最古とされてきたが、さらに年代をさかのぼり、国内最古となる。
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msn産経ニュース