耐震改修のために2009年6月より休館していた東京国立博物館の東洋館のリニューアル工事が終了し、2012年12月20日(木)、報道関係者に公開された。
アジアの文化を紹介する東洋館は、展示室の面積が4,250平方メートルに拡大。「クメール(カンボジア)の彫刻」「インドの細密画」など、これまで限定公開だったジャンルも専用の展示コーナーで紹介される。
金属フレームのない展示ケースは、高透過低反射合ラミネートガラスを仕様。露出展示と思われるほど、ガラスの存在感を低減させた。
中央の吹き抜けにはエレベーターを新設。地下1階には、今まで資料館で運営されていたミュージアムシアターが規模を拡大して設置された。
なお、改修工事中に東日本大震災が発生したが、既に大半の耐震工事を終えていたため被害を免れたという。
一般オープンは2013年1月2日(水)。当日はスペシャルゲストに俳優の井浦新さんを迎え、9:45から開館記念式典が行われる。
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