2015年10月9日(金)、京都市東山区の京都国立博物館で「琳派 京(みやこ)を彩る」のプレス向け内覧会が開催された。
各地で開催されている「琳派400年」展の決定版ともいえる大琳派展で、国宝6件、重要文化財36件を含む琳派の名品が出展。本阿弥光悦と俵屋宗達が起こし、百年後に尾形光琳・乾山が、さらに百年後に酒井抱一らと引き継がれていった琳派の流れを辿る。
琳派は京都で生まれたが、意外にも京都で琳派をテーマにした大きな展覧会は一度も実施されてこなかった。
宗達・光琳・抱一の三者が描き、琳派を象徴する作品として名高い「風神雷神図屏風」が全て出展(3点が揃うのは10月27日~11月8日のみ)。下絵を俵屋宗達、書を本阿弥光悦が手掛け、全長13メートル余に及ぶ重要文化財《鶴下絵三十六歌仙和歌巻》は、期間中通して全公開される。
本阿弥家は刀剣の鑑定を行っていた事から、ゲームで人気の日本刀である重要文化財《薙刀直シ刀 無銘(名物 骨喰藤四郎)》も全期間出展。明暦の大火で骨喰藤四郎が被災し修復される前の刃文の状態を記した重要美術品《光徳刀絵図》(11月1日まで出展)も、並んで展示されている。
「琳派 京(みやこ)を彩る」は京都国立博物館で、2015年10月10日(土)~11月23日(月・祝)に開催。観覧料は一般 1,500円、大学生 1,200円、高校生 900円(中学生以下は無料)。前売りはそれぞれ200円引きで2015年10月9日(金)23:59まで発売。
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