ニュース
    江戸時代に描かれた12人のアイヌ ── 国立歴史民俗博物館で「夷酋列像」が公開中
    (掲載日時:2015年12月19日)
    国立歴史民俗博物館「夷酋列像 ─ 蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界─」

    千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で「夷酋列像 ─ 蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界 ─」が開催されている。

    フランスのブザンソン美術考古博物館に所蔵されている《夷酋列像(いしゅうれつぞう)》と、国内に複数現存する模写や粉本を一堂に集めて紹介する企画展。

    夷酋列像は、1789(寛政元)年に起こったアイヌの蜂起「クナシリ・メナシの戦い」を鎮圧した松前藩が、鎮圧に協力したアイヌ12人の肖像を、藩の家老で画家としても高名な蠣崎波響(かきざきはきょう)に描かせたもの。

    藩の威信を回復するため、屈強なアイヌ像として描かれた夷酋列像は、光格天皇の叡覧を仰ぐまでに至り、後に多くの粉本や模写が制作された。

    展覧会では夷酋列像の実像と伝播の様相を解説。夷酋列像から見えてくる、18世紀から19世紀にかけての蝦夷地を中心とする中国やロシアを含めた北東アジアのつながりや、夷酋列像を見た本州以南の人々が、蝦夷地や外国に抱いていたまなざしを紹介する。

    「夷酋列像 ─ 蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界─」は国立歴史民俗博物館で2016年2月7日(日)まで開催。観覧料は一般 420円、高校生・大学生 250円、中学生以下は無料。
     国立歴史民俗博物館「夷酋列像 ─ 蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界─」の取材レポートはこちら
    発信:インターネットミュージアム

    国立歴史民俗博物館 施設詳細ページ
    「夷酋列像 ─ 蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界─」情報ページ
    国立歴史民俗博物館 公式ページ
    おすすめレポート
    学芸員募集
    阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
    兵庫県
    【新卒/経験者OK】都内環境啓発施設、常勤スタッフ(コーディネーター)募集中! [武蔵野市環境啓発施設「むさしのエコreゾート」、エコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター・区民ギャラリー)など]
    東京都
    【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
    秋田県
    枚方市 美術専門員募集 [文化生涯学習課(枚方市役所 別館3階)]
    大阪府
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    テート美術館 ターナー展
    開催まであと327日
    2026年10月24日(土)〜2027年2月21日(日)
    2
    国立西洋美術館 | 東京都
    美術館でクリスマス
    開催中[あと24日]
    2025年11月26日(水)〜12月25日(木)
    3
    森アーツセンターギャラリー | 東京都
    マチュピチュ展
    開催中[あと90日]
    2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
    4
    東京都 | 東京都
    視てはいけない絵画展
    開催中[あと27日]
    2025年11月28日(金)〜12月28日(日)
    5
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」
    開催中[あと84日]
    2025年11月1日(土)〜2026年2月23日(月)