(左から)《二枚の葉のクリップ》1967年 / 服部峻昇《玉虫香合 桐文》(漆芸)2014年
フランスを代表するハイジュエリーメゾン「ヴァン クリーフ&アーペル」のジュエリー作品と、日本の工芸作品を対比し、日仏の熟練技術の粋を紹介する展覧会が京都で開催される事となり、2017年1月30日(月)、都内で記者発表が行われた。
ヴァン クリーフ&アーペルは1906年に創業。1925年のパリ万国博覧会(アールデコ展)に薔薇の花のブレスレットを出展して大賞を受賞し、世界的な名声を獲得。1956年のモナコ大公とグレース・ケリー成婚の際にはヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーセットが贈られてモナコ公国公式御用達となるなど、数多くのセレブレティを顧客に持ち、世界中で支持を集めている。
展覧会は第1章でヴァン クリーフ&アーペル創立から現代に至るまで約80点の作品を展示。第2章ではヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリー約100点とともに、日本の人間国宝らが手掛けた七宝、陶芸、漆芸、金工など超絶技巧の工芸作品約50点を紹介。第3章ではハイジュエリーと工芸のコラボレーション作品も特別出品される。
会場デザインは建築家の藤本壮介氏が担当。ヴァン クリーフ&アーペルの展覧会は1年に1カ国、1都市、1美術館でしか開催されないため、2017年は京都国立近代美術館のみでの開催となる。
「技を極める ― ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」は京都国立近代美術館で、2017年4月29日(土・祝)~8月6日(日)に開催。観覧料は当日券が一般 1,500円、大学生 1,100円、高校生 600円。それぞれ200円引きの前売り券は2月27日(月)から発売。
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