記者発表で挨拶をするティエリー・ダナ駐日フランス大使
日本の人間国宝制度を基に創設された、フランスの人間国宝(メートル・ダール / Maîtres d'art)をフランス国外で初めて紹介する展覧会「フランス人間国宝展」が今秋開催される事となり、2017年5月17日(水)、都内のフランス大使公邸で記者発表が行われた。
メートル・ダールはフランス文化・通信省が1994年に策定。フランス伝統工芸の最高技能者に与えられる称号で、2016年現在124名が認定されている。
展覧会では、40年以上にわたって曜変天目の研究を続けている陶芸作家のジャン・ジレルをはじめ、メートル・ダール13名と、メートル・ダールの第一候補2名の計15名(陶器、革細工、ガラス、鼈甲細工・メガネ、銅板彫刻、金銀細工、麦わら象嵌細工、紋章彫刻、雨傘・日傘、真鍮細工、扇、エンボス加工(ゴフラージュ)、壁紙、羽細工、折り布)を紹介。本展のための新作を中心とした約200件を展示する。
「フランス人間国宝展」は東京国立博物館 表慶館で2017年9月12日(火)~11月26日(日)に開催。観覧料は一般 1,400円、大学生 1,000円、高校生 600円。
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「フランス人間国宝展」公式サイト