2017年9月15日(金)、東京・港区のサントリー美術館で「天下を治めた絵師 狩野元信」のプレス向け内覧会が開催された。
室町時代から幕末まで約400年間にわたり画壇の中心を担ってきた狩野派の二代目、狩野元信(1477?-1559)を紹介する企画展。
狩野元信は狩野派の始祖・正信の子。中国絵画の様式を整理・発展させた「真・行・草(しん・ぎょう・そう)」の三種の「画体」をつくり、型を弟子たちに学ばせることで、集団的な作画活動を可能にするなど、工房の主宰者として優れた能力を発揮した。
それゆえ、今までの展覧会では、狩野元信は「経営者」としての側面に光が当たる事が多かったが、本展では絵師としての力量にも言及。元信の代に「天下画工の長(おさ)」となったと記されるなど、元信が他の追随を許さないほどの優れた画技を持っていた事を、元信と弟子たちによって制作された障壁画などで紹介する。
狩野元信を単独で紹介する企画展は、本展が初めて。
「六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信」はサントリー美術館で、2017年9月16日(土)~11月5日(日)に開催。観覧料は一般 1,300円、大学生・高校生 1,000円、中学生以下は無料。前売りはそれぞれ200円引きで2017年9月15日(金)23:59まで発売。
「六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信」のチケットはこちら | |
|
発信:
インターネットミュージアム>
サントリー美術館 施設詳細ページ>
「六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信」情報ページ>
サントリー美術館 公式ページ