2017年1月6日(金)、東京・港区の根津美術館で「染付誕生400年」のプレス向け内覧会が開催された。
日本における磁器は、約400年前の元和2(1616)年に、朝鮮半島から渡来した陶工・李参平によって、肥前(現在の佐賀県)の地で焼成に成功したのが始まり。その後、肥前磁器は「伊万里焼」として、染付や白磁、青磁や色絵へと発展し、江戸時代を通して隆盛を極めた。
展覧会は、平成10(1998)年に山本正之氏が根津美術館に寄贈した作品を中心に、17世紀から19世紀までの肥前磁器を概観する企画。会期中には、庭園内の茶室で、現代作家6名による磁器作品も展示される。
また仏教美術を紹介する展示室3では「再会 ─ 興福寺の梵天・帝釈天 ─ 」もスタート。興福寺が所蔵する梵天立像と、もともと興福寺にあって現在では根津美術館が所蔵する帝釈天立像が112年ぶりに再会する。
「染付誕生400年」は根津美術館で、2017年1月7日(土)~2月19日(日)に開催。観覧料は一般 1,100円、学生(高校生以上) 800円。「再会 ─ 興福寺の梵天・帝釈天 ─ 」は2017年1月7日(土)~3月31日(金)。
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