《牛》

この作品の応援メッセージを見る


 小林古径 1943(昭和18)年 紙本・彩色

山種美術館


2頭の牛が角を突きあわせる様子を描いた作品。無駄のない線によって縁取られた輪郭、隈によって得られた体の重量感、鋭く細やかな眼の描写、白と黒という単純な色彩―それらが相まって、この2頭の間に漲っている静かな闘志と緊張感がみごとに表現されています。


担当者からのコメント

肥痩のない線描と、墨(黒)と胡粉(白)の限られた色数で、2頭の牛を立体的に表現するなど、古径の特性が表れた作品です。また、静止した右の牛と、頭を下げ角を突き立てる左の牛との間には、黒と白、静と動の対比も表現され、画面に緊張感を生み出しています。

この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
北海道
愛媛県職員(美術館学芸員)募集 [愛媛県美術館]
愛媛県
京都芸術センター プログラムディレクター(広報・プロモーション担当)募集〈2025年度採用〉 [京都芸術センター]
京都府
岐阜県職員(県博物館学芸員)を募集します。 [岐阜県博物館]
岐阜県
ムーゼの森(軽井沢絵本の森美術館/エルツおもちゃ博物館・軽井沢)学芸員募集 [軽井沢絵本の森美術館/エルツおもちゃ博物館・軽井沢]
長野県
展覧会ランキング
1
東京国立博物館 | 東京都
イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
開催中[あと32日]
2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
2
東京都美術館 | 東京都
ミロ展
もうすぐ終了[あと4日]
2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
3
三菱一号館美術館 | 東京都
ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
開催中[あと67日]
2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
4
国立西洋美術館 | 東京都
スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで
開催中[あと88日]
2025年7月1日(火)〜9月28日(日)
5
TOKYO NODE | 東京都
デザインあ展 neo
開催中[あと83日]
2025年4月18日(金)〜9月23日(火)