《虎図屏風》

この作品の応援メッセージを見る


上:右隻 下:左隻

《虎図屏風》 作者不詳 室町時代

今治市河野美術館


16世紀頃、虎は大きな画面で描かれるようになり、当作品のように大きな屏風が多く残っています。
右隻には突き出た岩の上の虎の親子と竹を、左隻には身をかがめて水を舐める虎と松を描いています。
虎を描く際には竹を一緒に描くのが一般的ですが、当館の虎図の左隻では松とともに描かれます。
そして虎自身も勇猛というよりかはしなやかな身体のラインが猫のようで、目線の向け方も独特です。
水を舐める虎の舌が彩色されているのも注目ポイントです。


担当者からのコメント

12月21日から3月21日まで開催の館蔵品企画展「河野コレクションでめぐる日本史 ~古代から中世~」にて展示中です。
ほかの多くの虎図にない特徴がたくさんございます。ご来館の際はじっくりご覧ください。

この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
兵庫県
【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
東京都
和歌山市職員 学芸員[日本近世史]の募集 [和歌山市役所(和歌山城整備企画課、和歌山市立博物館等)]
和歌山県
国立科学博物館 事務補佐員(短時間勤務有期雇用職員)募集案内【上野地区】 [独立行政法人国立科学博物館【上野地区】]
東京都
【国立科学博物館】事務補佐員(有期雇用職員)募集案内【上野地区】 [独立行政法人国立科学博物館 上野地区]
東京都
展覧会ランキング
1
高知県立美術館 | 高知県
異端の奇才 ビアズリー展
開催中[あと26日]
2025年11月1日(土)〜2026年1月18日(日)
2
森アーツセンターギャラリー | 東京都
マチュピチュ展
開催中[あと68日]
2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
3
国立西洋美術館 | 東京都
オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
開催中[あと54日]
2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)
4
寺田倉庫G1ビル | 東京都
ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展
開催まであと18日
2026年1月10日(土)〜3月15日(日)
5
国立西洋美術館 | 東京都
美術館でクリスマス
もうすぐ終了[あと2日]
2025年11月26日(水)〜12月25日(木)