《虎図》

この作品の応援メッセージを見る

《虎図》 片山楊谷(かたやまようこく) 1760(宝暦10)-1801(享和元)年 江戸時代後期

渡辺美術館


鳥取藩士で絵師でもあった片山楊谷は当時、光格天皇に画を献上するほど高い画技を持っていました。その画風は、頭髪や動物の毛1本1本を筆で描き出す極めて精緻なもので、「毛書きの楊谷」との異名もあったほどです。
そんな楊谷が渇筆で描いたこの虎は、上目遣いで歩み寄ってくるという斬新な構図。目が大きくて、なんとも愛らしい感じです。実は毛書きで緻密に描かれた彩色猛虎でも、いかつい割には愛らしさが漂ってくる――。それが“楊谷虎”なのかもしれません。


担当者からのコメント

江戸時代の虎図には、一見猫にも見える愛らしい虎をよく見かけます。これぞまさに「ねこトラ」。片山楊谷の虎図は「吉祥展2022 ねこトラ参上!(2021.12.22 - 2022.1.24)」で展示中です。


この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
荻窪三庭園 施設管理運営スタッフ募集! [荻窪三庭園]
東京都
北九州市漫画ミュージアム会計年度任用職員(学芸員)募集 [北九州市漫画ミュージアム]
福岡県
金沢21世紀美術館 学芸員募集 [金沢21世紀美術館]
石川県
アーツ前橋 学芸員(任期付)募集 [前橋市(アーツ前橋等)]
群馬県
令和7年度世田谷区学芸研究員(考古学)の募集 [世田谷区教育委員会事務局生涯学習課]
東京都
展覧会ランキング
1
国立西洋美術館 | 東京都
モネ 睡蓮のとき
開催中[あと62日]
2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火)
2
麻布台ヒルズ ギャラリー | 東京都
ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
開催中[あと53日]
2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)
3
京都文化博物館 | 京都府
世界遺産 大シルクロード展
開催中[あと53日]
2024年11月23日(土)〜2025年2月2日(日)
4
日本科学未来館 | 東京都
特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」
開催中[あと55日]
2024年11月6日(水)〜2025年2月4日(火)
5
国立科学博物館 | 東京都
特別展「鳥 ~ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統~」
開催中[あと75日]
2024年11月2日(土)〜2025年2月24日(月)