
《染付松馬文水指》 平戸・三川内焼 19世紀中頃
なめらかで透明感のある白磁にあざやかな染付を特徴とする三川内焼は、長崎県において現在まで400年もの歴史が続く焼き物のひとつです。江戸時代、平戸藩御用窯として「平戸焼」とも呼ばれ、繊細な細工や中国文化の影響を受けた美しい絵付は大名などへの贈答品として好まれました。現在では、生産の中心地となった三川内山にちなみ「三川内焼」と呼ばれます。
担当者からのコメント
まだら模様の馬が飛び跳ねている、どこか愛嬌を感じる作品。他にも馬が2頭描かれており、皆で仲良く戯れているようにも見えてきます。この馬のように、元気に駆け抜けられる一年になりますように。
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