SAE
楽しみにしていた展覧会、期待通りに見応えありました。絵金展と同じくあべのハルカス美だけの単館開催で、巡回はありません。円空仏、初期から晩年まで、木を削った木端から彫ったような小さな像から立ち木に鑿を入れた巨大な仁王像まで円空仏を網羅する。背面の墨書を見せる展示や修理したお経の見返し絵や同時代の資料は残らないが100年後、200年後に円空について書いた書籍も紹介して円空の人となりにも迫る展覧会となっている。コロナ禍を過ぎても、不穏な年明け、混とんとした世の中、今こそ円空仏のほほえみに癒されたい。