白井美穂 森の空き地

    府中市美術館 | 東京都

    白井美穂の作品にある洗練された造形と、意味を複雑に重ねて提示する深い思考は、35年以上のあいだ驚異的な質を維持しています。  バブル経済が終焉に向かう1980年代末から90年代に白井は、社会的慣習や風俗を巧みに引用、流用し、家具や結界など既製品を用いて華麗で大胆なインスタレーションを展開しました。艶やかな黒色や反射する硬質な物質の使用が特徴で、また写真も印象的に使われています。 平成のただなかにあった2000年代半ば以降は、ピンクや水色といった明るい色が登場し、布や糸など柔らかい素材が用いられ、また絵画が中心的役割を果たすようになります。錬金術書の挿絵や物語からとったイメージに、宇宙や生命の循環への思索が織り込まれます。 「白井美穂 森の空地」展では、貴重な初期作品を再構成し、最新作とあわせて展示します。もの、空間、イメージがからまり生まれる迷宮の、その先に開かれる「空き地」へ、どうぞお越しください。
    会期
    2023年12月16日(土)〜2024年2月25日(日)
    会期終了
    開館時間
    午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
    料金
    一般700円(560円)/高校・大学生350円(280円)/小・中学生150円(120円)
    ※常設展観覧料を含みます
    ※()内は20名以上の団体料金
    ※府中市の小、中学生は「府中っ子 学びのパスポート」で無料
    ※未就学児無料
    ※障害者手帳等(ミライロID可)をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
    会場
    府中市美術館
    住所
    〒183-0001 東京都府中市浅間町1-3
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
    白井美穂 森の空き地に関連する特集
    後の日本文化に大きな影響を与えた本阿弥光悦を特集した展覧会や、ソースも発売される「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」など。
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