生誕200年

    根本幽峨

    ―近世鳥取画壇の「黄金時代」最後の華―

    鳥取県立博物館 | 鳥取県

     18世紀末から幕末にかけての鳥取藩には、土方稲嶺、片山楊谷、島田元旦、黒田稲皐、沖一峨ら、実力派・個性派の画家たちが集い、「因幡画壇の黄金時代」と称される華やかで豊穣な絵画文化が花開きました。その最後期を飾る画家 根本幽峨(1824-66)は、鳥取の商家 砂田屋に生まれ、10代で江戸に上り江戸定詰の鳥取藩絵師 沖一峨に師事します。師のもとで幅広い画派の作品を貪欲に吸収し、若くして藩の御用をこなしながら着々とキャリアを積み上げた幽峨は、安政五(1858)年に藩絵師に召し出されました。幽峨が手掛けた作品は、狩野派の伝統的な漢画・やまと絵をはじめ、宋から明代にかけての中国人画家の筆法に倣った山水・人物画、浮世絵風の当世風俗画、肖像画、真景図などにも及びます。それら画題に応じて画風を使い分け、師 一峨に引けを取らぬほど実にバラエティに富んだ作画を展開しました。激動の幕末とともに42年の短い生涯を閉じますが、郷土鳥取で数多くの門弟を育て上げ、彼の遺鉢を継ぐ者たちによって近代鳥取の日本画壇の基礎が形成されるに至ります。  この度、幽峨の生誕200年を記念して初の大規模回顧展を開催いたします。初公開の作品を交えつつ、画業初期から晩年に至るまでの代表作、資料を一堂に展示し、近代前夜の日本の片隅で鮮鋭な輝きを放ちながら、絵筆で人生を切り開いた一人の画家の全貌に迫ります。
    会期
    2024年2月10日(土)〜3月20日(水)
    会期終了
    開館時間
    9時~17時
    料金
    【当日】一般/700円(大学生・70歳以上の方・20名様以上の団体/500円)
    ※高校生以下の方、学校教育活動での引率者、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者は無料
    【前売り】一般のみ/500円
    休館日 2月12日を除く月曜日、2月13日(火)
    観覧時間の目安 90分
    公式サイト https://www.pref.tottori.lg.jp/nemotoyuga/
    会場
    鳥取県立博物館
    住所
    〒680-0011 鳥取県鳥取市東町2-124
    0857-26-8042
    おすすめレポート
    学芸員募集
    肥後の里山ギャラリーの企画・運営担当者(学芸員) [肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー]
    熊本県
    【文化施設】荻窪三庭園・東山旧岸邸スタッフ募集! [荻窪三庭園 または 東山旧岸邸]
    東京都
    【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    足立区立郷土博物館 事務補助員の募集(会計年度任用職員) [足立区立郷土博物館]
    東京都
    アサヒグループ大山崎山荘美術館 学芸員募集 [アサヒグループ大山崎山荘美術館]
    京都府
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと98日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    2
    東京国立近代美術館 | 東京都
    ミュージアムで謎解きを ミュージアムラリー2025
    もうすぐ終了[あと14日]
    2025年8月6日(水)〜9月28日(日)
    3
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「氷河期展 〜人類が見た4万年前の世界〜」
    開催中[あと29日]
    2025年7月12日(土)〜10月13日(月)
    4
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催まであと41日
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)
    5
    国立新美術館 | 東京都
    ルーヴル美術館展 ルネサンス
    開催まであと360日
    2026年9月9日(水)〜12月13日(日)