チュルリョーニス展 内なる星座

国立西洋美術館 | 東京都

みんなの感想

リトアニア十字架もロシアに蹂躙された歴史の悲しみの現れ
評価
にじまま
フッ素エッチングの版画の小作品とテンペラ画が多く、音楽家としての作家らしくタイトルにはアレグロやソナタ、プレリュードとされているものが多かった。一番見たかったリトアニアの墓地の絵もジュマイティヤ地方の道端の十字架の絵も良かった。
チュルリョーニス
びちゃ
幻想的なファンタジーにリトアニアの伝統、伝説、神話、風習などを合わせた絵画。象徴主義や表現主義の影響を受けながら、抽象前夜の絵画となっている。 リトアニアや音楽をコンセプトに鑑賞者の想像力をかき立てる幻想的な具象、一部象徴的な抽象っぽい部分もあり、これって、現代の具象画じゃないかな。 キリスト教的な価値観ではなく、自然にたいする畏敬の念から作品が生み出されている。日本人にとっても親和性が高い作者ではないだろうか。 図録は国立西洋らしく丁寧な内容。B5サイズと小ぶりだが、ハードカバーの表紙っと裏表紙の触感、丁寧な解説、充実した評論と申し分なし。
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