開館20周年記念

    横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 Mr.ネイラーの驚異の部屋

    あざみ野フォト・アニュアル2026

    横浜市民ギャラリーあざみ野 | 神奈川県

    横浜市民ギャラリーあざみ野のシリーズ展「あざみ野フォト・アニュアル」では、写真表現の現在を切りとる企画展と横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展を毎年同時開催しています。今年の横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展では、開館20周年を記念した当館が収蔵する横浜市所蔵カメラ・写真コレクションそのものの魅力を掘り下げる展覧会を開催します。 【本展の見どころ】 1. 世界で最初の写真集『自然の鉛筆』を10年ぶりに公開 イギリスで1844~46年に出版された『自然の鉛筆』は、世界初のネガポジ印画法「カロタイプ」の発明者 ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット が、当時のニューメディア「写真」の可能性と、自身の発明した写真技法の有効性を示すために発行した書物です。本展では『自然の鉛筆』を会期中にページを変えながら展示します。 2. 約12,000件の収蔵品の中から、蒐集家の着眼点があらわれたカメラ・写真史上の重要資料やユニークな資料200点を展示 写真史初期のダゲレオタイプ(銀板写真)や、コダック、ライカなどカメラ史上重要なカメラ、特定の用途に使われたカメラなど19~20世紀後半までの様々な分野の写真やカメラがご覧いただけます。また、写真に関連した家具や彫刻、おもちゃなど様々な資料もあわせて展示します。 3. 横浜市所蔵カメラ・写真コレクションのキャラクター、アザミック(Azamic)とアザミノックス(Azaminox)が登場 開館20周年を記念して誕生したコレクションのキャラクター、アザミックとアザミノックスが注目作品を楽しくご紹介します。(キャラクターデザイン:野村浩) 本コレクションは、アメリカの実業家サーマン・F・ネイラー(Thurman F. Naylor, 1919-2007)によって蒐集されたものです。世界のカメラ・写真の歴史がたどれるとともに、写真技術と表現の関係性を示す資料や、写真文化が各時代の人々にどのように受容されていったかを伝える資料が含まれるなど、エンジニアでもあったネイラー独自の視点が見られます。その内容は、世界で最初の写真集『自然の鉛筆』など写真史上重要な作品から、旅先で見つけたカメラにまつわるお土産品まで多岐に渡ります。ネイラーが自邸に構えていたプライベート・ミュージアムには、写真に関するあらゆるものが、まるで15~18世紀の博物陳列室「驚異の部屋(Wunderkammer)」のように所狭しと並べられていました。そこに通底するのは「もっと写真を楽しみたい」という蒐集家のあくなき好奇心です。 展覧会では、本コレクションならではの貴重な資料やユニークな収蔵品、関連資料を通じてコレクションの特徴や歴史をひもときます。また、当館がこれまで行ってきたコレクションに関する取り組みや、近年の研究成果、修復についても合わせてご紹介します。 【関連イベント】 ■アメリカ初期写真 三都歴史めぐり 19世紀にヨーロッパで誕生した写真は、すぐにアメリカに渡り、ニューヨーク、フィラデルフィア、本コレクションが集められたボストンを中心に発展しました。これら三都市の写真家が、写真という新しいメディウムにどのように出会い、技術や表現を発展させていったかを、コレクションの実物もご覧いただきながらお話します。 日時|1月31日(土)14:00~16:00 会場|3階 アトリエ 講師|日比谷安希子(コレクション担当学芸員) 定員|30名程度(要事前申込、先着順) 参加無料、保育あり(要事前申込) ■ワークショップ「写真が生まれた時代のフォトジェニック・ドローイング」 本ワークショップは、19世紀の印画紙「ソルト・プリント」をつくり、「フォトジェニック・ドローイング」で作品を制作します。また、使用する薬品による色味の変化も試します。写真発明者の制作を追体験しながら、“写る楽しさ”に触れてみませんか? 日時|2月11日(水・祝)10:30~15:00(昼休有) 会場|3階アトリエ 講師|三木麻里(写真修復家) 対象|中学生以上16名(要事前申込、先着順) 料金|3,800円(材料費込) 保育あり(要事前申込) ■コレクション担当学芸員によるギャラリー・トーク 本展を企画した担当学芸員が参加者の皆さんと一緒にまわりながら、出品作についてお話しします。より作品を楽しむための鑑賞のヒントとしてお役立てください。 日時|2月7日(土)15:00~15:45 会場|展示室2 ※参加無料・申込不要 【特別展示】鈴木のぞみ 事物の持つ記憶をテーマに制作するアーティストの鈴木のぞみが、2023~24 年に本コレクションとコラボレーションして制作した作品を中心に展示室 2 内に展示します。 【同時開催】 上原沙也加 たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても 公式サイトはこちら https://artazamino.jp/event/photoannual2026
    会期
    2026年1月24日(土)〜2月22日(日)
    開催まであと24日
    開館時間
    11:00~18:00
    料金
    無料
    休館日 1月26日(月)
    観覧時間の目安 ~60分
    公式サイト https://artazamino.jp/event/photoannual2026-collection
    会場
    横浜市民ギャラリーあざみ野
    住所
    〒225-0012 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内
    045-910-5656
    おすすめレポート
    ご招待券プレゼント
    学芸員募集
    歴史的建造物と庭園で働きたい方を募集! [東山旧岸邸]
    静岡県
    阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
    兵庫県
    ほまれあ(三条市歴史民俗産業資料館別館)学芸員募集 [ほまれあ(三条市歴史民俗産業資料館別館)]
    新潟県
    KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2026 サポートスタッフ募集(ボランティア) [京都文化博物館 別館、誉田屋源兵衛 竹院の間、京都市京セラ美術館 別本館 南回廊2階、Ygion、ASPHODEL、嶋臺ギャラリー、出町桝形商店街など [京都府]]
    京都府
    2026.4.1採用 国立新美術館 総務課研究補佐員(広報室)公募(2026年2月2日正午締切) [国立新美術館]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    国立新美術館 | 東京都
    ルーヴル美術館展 ルネサンス
    開催まであと252日
    2026年9月9日(水)〜12月13日(日)
    2
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催中[あと46日]
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)
    3
    森アーツセンターギャラリー | 東京都
    マチュピチュ展
    開催中[あと60日]
    2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
    4
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」
    開催中[あと54日]
    2025年11月1日(土)〜2026年2月23日(月)
    5
    寺田倉庫G1ビル | 東京都
    ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展
    開催まであと10日
    2026年1月10日(土)〜3月15日(日)