びちゃ
平日の夕方で、会期が始まって2日目と早いにもかかわらず、結構賑わっていた。さすがに若い人が多かったかな。
最初にフランシス・ベーコン、続いてダミアン・ハースト、ギルバート&ジョージと立て続けに大物が並んでいてびっくりした。
90年代前後のイギリスの社会情勢やジェンダー、人種差別、貧富格差、庶民生活などの価値観の変化や違いからくる葛藤、闘争、主張がアートになっている。それまでのファインアートでは扱っていなかった画材(素材)、テーマ、表現方法をストレートに、またはアイロニカルに扱っている。
パンクの影響もあって多少はどぎつい表現もあるが、60年代のような過激な闘争ではなく、サブカル的な面やミュ-ジック、映画などの商業ベースとも協調した芸術表現になったようだ。こうした動きが社会的に認められて、世界的に影響を与えていったのは、単純にすごいと思う。日本では極端に新しいことが社会的に認められることも難しく、商業的になるとアンチがたたき始めるので、こんな展開はありえない。
現代美術の自由度が高まったのは、こうした動きのおかげかな。
1作品で作家の理解をすることは難しく、また、わかりづらい作品群でもあるので、解説を読みながら、なんとなく咀嚼して見るので、時間がかかる。理解しやすい作品は愉しいのだが、わかりづらい作品は、同じ作家の違う作品も見ないと理解出来ないかなと思った。限られたスペースと作品数では限界があるのが悩ましい。
YBAの導入編とわりきれば、良い展覧会と思う。