縄文漫画家さかいひろこは 全国各地の縄文遺跡の情報を依頼に応じてわかりやすく発信する。古来一万年余の縄文の歴史・文化・芸術・暮らしなど、時代を描き出すデザイナーとしての仕事は考古学者たちとの信頼関係なくしては成立し得ないし、自身が縄文に対して深い理解がなければ成しえない。今日までの約150年の縄文発掘研究の成果を可視化できる作家、今日の縄文ブームを拓いてきた仕掛け人のひとりとして重要ポジションにいる。率直かつ根源的な感動と驚きに突き動かされて縄文世界を探究する姿勢は、その自由闊達で表情豊かな画風と相まって見る者を縄文へと誘い共感へと至らせる。猪風来美術館の開館10周年企画の「ARTS OF JOMON in NIIMI展」(2015年)、開館20周年企画の「縄文スパイラルアート展」(2025年)にも作品を出品していただいた。現代縄文アート表現の最先端を行く縄文女性アーティストの目覚ましい活躍は、今実に頼もしい。
今回は全国十か所の縄文遺跡を駆けめぐって紹介する原画や地元茨城県内の土偶48体をとり上げたIBK48(アイビーケイフォーティーエイト)のシリーズなどを展示する予定。どうぞご高覧ください。
【さかいひろこ プロフィール】
茨城県生まれ 縄文まんが家・乳がんサバイバー
大学時代に縄文時代にはまり、プー太郎生活ののち、『月刊文化財発掘出土情報』編集部(ジャパン通信社)に。1996 年『縄文冒険コミック風のまほろば』でまんが家デビュー。青森県三内丸山遺跡ほか全国の縄文遺跡を歩きながらイラスト、まんが、ワークショップを展開する。現在はおおやぎえいこ氏と2人展『ねこと縄文』を開催、地元茨城県の土偶を探求中。
【関連企画】ギャラリートーク&縄文服撮影会
9月6日(日)13:30~15:30
(作家によるアーティストトーク&さかいひろこ作の縄文服を着て写真を撮ろう!)