GⅢ-Vol.167 Dolly ( ) 諫山元貴

熊本市現代美術館 | 熊本県

九州ゆかりの美術家を紹介する熊本市現代美術館のギャラリーⅢにて、大分出身の諫山元貴(1987年~/広島在住)の個展を開催します。 諫山はこれまで「複製と崩壊」というテーマを軸に、現代社会の合理化がもたらす大量生産・規格化・交換可能性を、映像や立体作品によって批評してきました。型を用いて複製された土の物体が水の中で崩壊していく映像作品では、その制御できない変化の様子を、速度無編集で提示しています。衰えや崩壊、そこに付帯する時間に、オリジナリティの在り処を見出せるのではないか――。 諫山のこの問いは、やがて生命とモノとの間に位置する“羊のドリー”へと導かれました。ドリーは、1996年イギリスで、世界で初めて成体細胞を用いて生まれたクローンの哺乳類です。ドリーを生んだ技術は倫理的な問題を孕みながらも、その後の再生医療の発展といった扉を開け、希望ももたらしています。誕生から30年という節目に、本展はドリーを題材とした作品を通して、生命の複製技術と物象化、その倫理的・社会的意味について再考する場をめざします。静かに崩れゆく諫山のドリーのむこうに、私たちは何を見ることができるのでしょうか。
会期
2026年10月31日(Sa)〜12月27日(Su)
開催中[あと51日]
開館時間
10:00 ― 20:00
料金
無料
休館日
火曜日(11月3日は開館)、11月4日
公式サイトhttps://www.camk.jp/
会場
熊本市現代美術館
住所
〒860-0845 熊本県熊本市中央区上通町2-3
096-278-7500
GⅢ-Vol.167 Dolly ( ) 諫山元貴
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