プラカードのために

熊本市現代美術館 | 熊本県

美術家・田部光子(1933-2024)は1961 年に記した「プラカードの為に」と題した文章において、「大衆のエネルギーを受け止められるだけのプラカードを作」り、その「たった一枚のプラカードの誕生によって」社会を変える可能性を語りました。過酷な現実や社会に対する抵抗の意思や行為、そしてそのなかに田部が見出した希望は、同年発表された作品《プラカード》に結実します。 この文章は、作品が生まれるまでの思考の過程を語ったものであると同時に、社会の動きを意識し活動するひとりの美術家の宣言としても読むことができます。「たった一枚のプラカード」とは、行き場のない声をすくいあげ、解放の出発点となるような、生きた表現の象徴でもあるのです。 田部の言葉と作品を出発点とする本展覧会は、それぞれの生活に根ざしながら、生きることと尊厳について考察してきた、田部を含む7 名の作家の作品で構成します。作家たちは、これまで社会の中で覆い隠されてきた経験や心情に目を凝らし、思考し、そして自ら実践することで、既存の制度や構造に問いを投げかけます。彼女・彼らの作品を通じて、私たちを取り巻く社会やその歴史を見つめ直し、抵抗の方法を探りながら、表現することの意味にも立ち返ります。
会期
2026年9月19日(Sa)〜11月29日(Su)
開催中[あと34日]
開館時間
10:00~20:00(入場は19:30まで)
料金
一般: 1,300(1,100)円
シニア(65歳以上): 1,000(800)円
学生(高校生以上): 800(600)円
中学生以下: 無料
休館日
火曜日(ただし、9月22日、11月3日は開館)、9月24日、11月4日
公式サイトhttps://www.camk.jp/exhibition/placard/
会場
熊本市現代美術館
住所
〒860-0845 熊本県熊本市中央区上通町2-3
096-278-7500
プラカードのために
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