修復された矢田一嘯「蒙古襲来絵図」

よみがえる明治絵画

福岡県立美術館 | 福岡県

 幕末に現在の横浜市に生まれた矢田は、日本画の後、洋画を学び、明治15年頃に渡米し見聞を広めました。帰国後彼は、本邦初の「活人画」と呼ばれる演劇的見世物の背景画制作を手がけ、さらに本邦初のパノラマ館「上野パノラマ館」でも戊辰戦争に取材したパノラマがを描いて好評を博します。パノラマ館とは、戦役を描いた大画面を円筒状の建物内部に巡らせた施設で、入場した観衆は戦場の臨場感を楽しみました。  その後、熊本に渡り九州初のパノラマ館でも活躍し、明治27年頃に福岡に移り住みます。当時、元寇古戦場の博多に元寇記念碑建設の運動が行われており、賛同した矢田は多くの元寇図を描きました。福岡県浮羽町の本佛寺に伝わる「蒙古襲来絵図」十四点は画面数が多く、全作欠けることなく現存している貴重な作品です。元寇のさまざまなシーンが、巧みな遠近法や劇画風の人物描写などによって生き生きと表現されています。また矢田は博多人形の育成に尽力するなど、明治の博多文化の形成にも貢献を果たしました。  県指定文化財「蒙古襲来絵図」全図が修復を終えることを記念して開催する本展は、この「蒙古襲来絵図」を中心に約60点の作品や資料によって、知られざる矢田一嘯の画業を紹介する本邦初の回顧展です。
会期
2005年2月5日(Sa)〜3月13日(Su)
会期終了
開館時間
・展覧会開催時間: 10:00~18:00(入場17:30まで)
・美術図書室 / ハイビジョンギャラリー: 9:00~17:30
休館日
月曜日(祝日の場合その翌平日)、年末年始
耐震工事による臨時休館 平成26年1月5日(日)~8月31日(日)
会場
福岡県立美術館
住所
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神5-2-1
092-715-3551
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