松江泰治写真展

ヴァンジ彫刻庭園美術館【2023年12月26日から休館】 | 静岡県

松江泰治の作品の特徴は、何といっても、中心の存在しない、均質で緻密なモノクロの画面にあります。この画面は、現像のための電子機器を自分で開発し、溶液を自分で調合するという技術的なこだわりから生まれ、通常の写真では考えられないほど、意図的に隅々までピントをあわせたものです。また、撮影する際にも、太陽が一番高い時期に順光となるような角度をえらび、できるだけ被写体に影をつけないようにしています。こうして、できあがった彼の写真は、限りなく平坦で、心理的な奥行きやほのめかしを排除しています。記号のような彼の作品タイトルは世界の国名をアルファベットで表記し、世界の都市名をIATA(国際航空運送協会)のシティーコードであらわすという独特のものです。JP-22というのは静岡県のコードのことで、こうした記号をまるで標本のように採集してまわるというのが、彼の表現活動をつきうごかす動機でもあります。 今回の展覧会は、彼の原点ともいえる、世界と地表シリーズと都市のシリーズに加え、札幌モエレ沼公園の空撮カラー写真、静岡県中東部の空撮カラー写真を出展します。 札幌近郊に2005年に全面完成したモエレ沼公園は、イサム・ノグチの設計にもとづき、環境全体をひとつの彫刻をみなす、特異なランドスケープを有しています。これまで、極力土地固有のイメージをうつさなかった彼が、今回はあえて特徴的な場所を題材としており、また、可能な限り地上から撮影してきた彼にとって、空からの写真は新たな挑戦です。まるで、グローバル化の行きつく先の我々の知覚にうつる世界像を予見しているかのような、不思議な視覚を美術館でご体感いただけることでしょう。
会期
2006年1月28日(Sa)〜4月4日(Tu)
会期終了
開館時間
1月は10:00~16:30、
2・3月 は10:00~17:00、
4月~8月は10:00~18:00、
9・10月は10:00~17:00、
11・12月は10:00~16:30
※入館は閉館の30分前まで
料金
1・2・3月 大人1000(900)円、高大学生500(400)円、小中学生無料 4月 大人1200(1100)円、高大学生800(700)円、小中学生500(400)円 ※( )内は20名以上の団体料金
休館日
毎週水曜日(祝日の場合はその翌日)、年始は1月5日(木)から開館いたします。
会場
ヴァンジ彫刻庭園美術館【2023年12月26日から休館】
住所
〒411-0931 静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
055-989-8787
松江泰治写真展
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