テーマ展示 「安井曾太郎の肖像画」

アーティゾン美術館 | 東京都

 安井曾太郎(1888-1955)は、若くして7年間をパリで過ごし、ほぼ同時代のフランス美術に大きな影響を受けました。ミレー、ピサロ、ルノワール、そしてセザンヌの感化は決定的で、その後の安井のリアリズムの根幹を形作りました。しかし帰国後は、日仏の風土、気候、光線の違いにとまどい、制作が思うようにならない模索の時期を迎えます。ようやく、低迷を脱したのは、1929年、41歳のときに発表された《座像》(個人蔵)がきっかけでした。明確な輪郭と豊麗・芳醇な色彩に彩られたこの女性像は、新たな「安井様式」の誕生を示すものとなりました。このスタイルは風景画・生物画にも応用され、67歳で亡くなるまで、後半生の豊かな成果をもたらしました。  1930年代初め、新たな様式を確立した安井は、肖像画の名手という評価も与えられます。描かれた人物は、教育者、研究者、政財界人に及んでいます。それらは丹念な写生を出発点とし、時間をかけて造形の試行が繰り返されました。安井は肖像画にとって、モデルに似る肖似性も重要であり、同時に作品としての完成度も重要だと考えていました。リアリズムとデフォルマシオンのぎりぎりの均整を安井はめざしていたのです。風景画、静物画にも多くの代表作を残した安井ですが、肖像画のみをとおしても安井芸術の真価を検証、確認することができます。  本展は、安井が制作した肖像画の重要作に、その習作素描を加え、彼の造形プロセスや、モデルと安井の交流が及ぼした影響などを探るものです。完成作品と習作素描を並べて展示することにより、安井が試みた作業の痕跡をわかりやすく紹介します。
会期
2009年10月31日(Sa)〜2010年1月17日(Su)
会期終了
開館時間
10:00-18:00
(祝日を除く毎週金曜日は20:00まで)

【日時指定予約制】
入館までの待ち時間の緩和、より快適な鑑賞環境をご提供するために、1日を以下の入館時間枠に区切り、その時間枠内にご入館頂きます。
①10:00-11:30  
②12:00-13:30  
③14:00-15:30 
④16:00-17:30
⑤金曜日のみ 18:00-19:30(ただし祝日を除く)

※指定した時間枠内であれば、いつでもご入館頂けます。
※入館後は閉館まで時間制限なくご鑑賞頂けます。入替制ではありません。
※各時間枠の開始時刻直後は混雑が予想され、入館をお待ち頂く場合があります。
料金
一般800(600)円、シニア600(500)円、学生500(400 )円 *中学生以下無料 *( )内は15名以上の団体料金 *上記料金でコレクション展示もご覧いただけます。
休館日
月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日
会場
アーティゾン美術館
住所
〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-2
050-5541-8600(ハローダイヤル)
050-5541-8600(ハローダイヤル)
テーマ展示 「安井曾太郎の肖像画」
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