ウッドワン美術館所蔵　近代日本絵画のあゆみ

ウッドワン美術館は、平成8年9月に、株式会社ウッドワンが所蔵する美術品約800点を展示・公開する美術館として開館しました。所蔵品は、マイセン磁器やアール・ヌーボーのガラス作品、中国清代の陶磁器、薩摩焼と多岐にわたりますが、開館以来、 特に近代日本絵画コレクションの充実に力を入れており、岸田劉生の《毛糸肩掛せる麗子肖像》や黒田清輝の幻の名作と いわれる《木かげ》、上村松園の代表作《雪吹美人図》など、積極的に収集活動を行ってきました。本展では、これらの名画はもちろん、そのコレクションの中から厳選した近代日本絵画を日本画、洋画問わず一堂に展観。 近代日本絵画を語る上で欠かせない作家の作品を中心に紹介いたします。明治時代以降は、西洋の美術や文化が次々と流れ込み、革新と従来の伝統が交錯した日本絵画・激動の時代。その時代ごとに 独自の技巧や表現を追求し、多大な功績を残した巨匠たちの作品に触れ、鮮やかな個性に彩られた日本美術の世界をご堪能ください。