第24回企画展「政治家 野田卯太郎から見る日本の近代｣

野田(のだ)卯(う)太郎(たろう)(1853～1927)は、現在のみやま市出身の大正時代の政治家です。自由民権運動に参加して福岡県会議員に当選し、さらに立憲政友会の代議士となります。そして政党内閣の樹立に奔走し、後に自らも入閣を果しました。また銀行・紡績会社経営や鉄道の建設、さらに当時、朝鮮に置かれた東洋拓殖株式会社の経営にも参画するなど、政治・経済の多方面で活動しており、その生涯はそのまま日本の近代史に重なるものといえます。 　本展では、野田の歩みに関する資料を展示し、野田の生涯を通して、日本の近代をながめていきます。 主な展示資料 衆議院議員当選証書（九州歴史資料館所蔵） 野田卯太郎日記（九州歴史資料館所蔵） 原敬書簡（九州歴史資料館所蔵） 逓信大臣官記（みやま市教育委員会所蔵）