戦国婆娑羅-武士たちの美意識-

平野美術館 | 静岡県

婆娑羅(バサラ)とはサンスクリット語で「金剛石(ダイヤモンド)」を意味します。それは、もっとも硬いものなるがゆえに、全てのものを粉々に砕くイメージをともないます。仏教における天界の神、十二神将のうち伐折羅大将(金剛力士)が仏敵を退散させるために持つダイヤモンド製の武器、金剛杵はこれに由来し、戦国の世を生き抜いた武士たちの美意識も婆娑羅のイメージに通ずるものがあります。 「婆娑羅」の語が記されている軍記物語『太平記』(14世紀後半頃)には既に、奢侈なふるまいをする守護大名の佐々木道誉をはじめとした大名たちの様子が詳述されています。この風潮は、公家や天皇などの権威に対する反骨精神を伴い戦国時代にかけて継続しますが、一見奇抜で常軌を逸した行動に出る武士たちの美意識は、単に自分勝手で自己顕示欲が強いといったものではありません。つまり、「戦国婆娑羅」とも言える武士たちが持つ強固な信念が、明日をも知れぬ戦国の世を生きる者としての時代精神を生み、その意識が甲冑などに如実に表れているのです。   今回の展覧会では、井伊直虎・前田慶次・伊達政宗などの甲冑を通じ、用の美と対極にある武士の美意識に迫っていきます。さらに、本展では徳川家康着用の腹巻2点が百数十年ぶりに同時にご覧いただけます。命の限りを一瞬に賭け、武士たちが遺した精神の軌跡をぜひこの機会にご堪能ください。
会期
2016年10月8日(Sa)〜11月13日(Su)
会期終了
開館時間
10:00~17:00(入館16:30迄)
料金
一般800円/中高生300円/小学生200円    
※土日に限り小中学生は無料
※20名以上の団体客様2割引
※キッズアートプロジェクトしずおか ミュージアムパスポート利用可
※障害者手帳をお持ちの方、および介助者1名まで100円引(その他割引併用不可)
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合には開館、翌日休館)
公式サイトhttp://www.hirano-museum.jp/basara.html
会場
平野美術館
住所
〒430-0942 静岡県浜松市中区元浜町166
053-474-0811
戦国婆娑羅-武士たちの美意識-
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