扇の国、日本

    サントリー美術館 | 東京都

    「扇」は、日本で生まれ発展したものです。その起源は詳らかではありませんが、早く10世紀末には中国や朝鮮半島に特産品としてもたらされ、中国の文献には、それまで一般的だった団扇と区別して、折り畳む意味の「摺」の字をあてた「摺扇(しょうせん)」「摺畳扇(しょうじょうせん)」や「倭扇(わせん)」などと登場します。すなわち、扇が日本のオリジナルであったことを物語っています。 宗教祭紀や日常生活での用具としてだけでなく、気分や場所、季節に応じて取りかえ携帯できる扇は、貴賎を問わずいつでもどこでも楽しめる、最も身近な美術品でした。和歌や絵が施された扇は、贈答品として大量に流通し、また、人と人をつなぐコミュニケーション・ツールの役割も担いました。 さらに扇は、屛風や巻物、そして工芸や染織などとも結びついて、多彩な作品を生み出していきます。あらゆるジャンル、あらゆる流派と交わる扇には、日本人が求めた美のエッセンスが凝縮されているのです。本展では、日本人が愛した「扇」をめぐる美の世界を、幅広い時代と視点からご紹介します。手中の扇がひらひら翻るたび表情を変えるように、「扇」の多面的な世界をお楽しみください。
    会期
    2018年11月28日(水)〜2019年1月20日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00
    料金
    一般 1,300(1,100)円 / 大学・高校生 1,000(800)円 / 中学生以下 無料

    ※( )内は前売券料金。販売は各プレイガイドにて、9月19日(水)~11月27日(火)(サントリー美術館での販売は9月19日(水)~11月11日(日)の開館日)
    ※20名以上の団体は100円割引
    休館日 火曜日(ただし、1月15日は18時まで開館)、12月30日~1月1日
    公式サイト http://suntory.jp/SMA/
    会場
    サントリー美術館
    住所
    〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4  東京ミッドタウン ガレリア3F
    03-3479-8600
    扇の国、日本のレポート
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    ニッポン美術の代表選手
    団扇は古代の中国やエジプトでも使われましたが、扇が日本生まれという事は、あまり知られていないかもしれません。誰でも携帯できるサイズの扇は、身近な美術品でもありました。扇をめぐる美の世界を紹介する展覧会が、サントリー美術館で開催中です。
    会場
    会期
    2018年11月28日(水)~2019年1月20日(日)
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