猪熊弦一郎展 アートはバイタミン

    丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 | 香川県

    「アートというものは、心のヴァイタリティーの一つの薬みたいなものですね。それを大きくすりゃあ、ミュージアムでしょう。病院という、病気のための、人間を生き返らせる機械があるとすると、ミュージアムというのは心の病院です。それを一点でも、もってきて家庭に置けば、結局、バイタミン(vitamin:ビタミン)のいいのを毎日飲んでるようなものですね。」* 猪熊弦一郎(1902-93)は、生涯を通じて、美を愛し、美を探究し、美をあらわそうとした画家です。美しいものには、人の心を癒したり活性化したりする力があると信じ、自分が作り出した美を、より多くの人々の身近な場所に提供し、世の中や人の生活に役立てたいという思いを強く持っていました。また、家に一ついい絵があれば、それを毎日ほんの少し見るだけで大きな効果があるとし、美術館を「病院」とするならば、家で見る絵は「ビタミン剤」のようなものだと考えていました。そして、常に暮らしを整え、自分の生活そのものも大切にしていました。 本展では、当美術館が長寿命化のための改修工事を経てリオープンするこの機会に、初心に立ち返り、猪熊弦一郎が考えるアートの役割と、猪熊作品が生活のなかに作り出した美のあり方をご紹介するものです。「猪熊自身の暮らし」「プライベート空間への美の提供」「パブリックアート」の三部構成とし、猪熊の終の住処となった田園調布の家の台所と居間の再現や、猪熊作品のある暮らしの実例、猪熊がデザインした家具や包装紙、加えて、長く愛され続けている猪熊の代表的なパブリックアートの現在の様子を展観します。 *対談:猪熊弦一郎、盛田良子「絵かきは長生きしないと」 『味の手帖』1982年9月号より
    会期
    2020年6月2日(火)〜9月22日(火)
    会期終了
    開館時間
    10:00-18:00(入館は17:30まで)
    料金
    一般950円(760円)、大学生650円(520円)、高校生以下または18歳未満・丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
    *同時開催常設展「猪熊弦一郎回顧展」観覧料を含む
    *( )内は前売り及び20名以上の団体料金
    休館日 月曜日(祝休日の場合はその直後の平日)
    公式サイト https://www.mimoca.org/ja/exhibitions/2020/04/18/2046/
    会場
    丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
    住所
    〒763-0022 香川県丸亀市浜町80-1
    0877-24-7755
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