所蔵茶道具展 茶入と薄茶器

    桑山美術館 | 愛知県

    日本で作られた茶入は中国からもたらされた高価な唐物茶入に代わるものとして、唐物を手本に瀬戸で生産されるようになりました。その後、信楽や丹波、さらに膳所や高取などでも作られるようになり、好みの裂地で作られた仕覆が複数あるものや、歌銘が付けられたものなど茶道具の中でも茶匠や茶人に大切にされ、愛着のあるものといえるでしょう。 一方、塗物の薄茶器は侘びた趣が茶入に代わって用いられるようになり、利休形の棗に代表されるように次第に薄茶の容器として定着し、好みや塗の種類も多くなりました。 今回の展示では、瀬戸のほか薩摩や備前、志戸呂などの国焼茶入を中心に、付属する挽家や添状、箱なども併せてご覧いただきます。 また薄茶器では棗のほか茶桶、中次といった形の違いや、真塗や溜塗などの漆塗に蒔絵や青貝で装飾が施されたものなどを展示します。茶入と薄茶器の多彩な表情をお楽しみください。
    会期
    2020年9月5日(土)〜12月6日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~16:00
    料金
    一般500円(400円)/中高大学生300円(200円)※( )内は20名以上の団体料金
    休館日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(9月23日、11月4日、24日)
    観覧時間の目安 ~60分
    公式サイト http://www.kuwayama-museum.jp
    会場
    桑山美術館
    住所
    〒466-0828 愛知県名古屋市昭和区山中町2-12
    052-763-5188
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