茨城県の北茨城市と高萩市にまたがる国の重要文化財「石岡第1発電所」のうち、震災やその後の余震で壊れた「水槽」が、重要文化財の指定を解除されることになった。

同発電所は、日本有数の銅山だった日立鉱山に電力を供給するために建設され、1911(明治44)年に完成、発電を開始した。水槽は本館に送る前の水の中から土砂を取り除くために山の尾根に設置されていたが、震災で尾根と共に崩落し大破した。

国内初の鉄筋コンクリート発電所施設として、2008年に本館や取水口などが重文指定となっていた。
　発信：毎日jp