2011年10月26日(水)、奈良県立橿原考古学研究所は、平城京の南端に位置し、羅城門跡の西脇にあたる同県大和郡山市観音寺町などの発掘調査で、土を固めて作った「築地塀(ついじべい)」とみられる羅城(城壁)跡を発見したと発表した。
羅城門跡の東約500メートルでは質素な木造の羅城跡が確認されていたが、外交使節などの行き交う場所である羅城門近くは、天皇が暮らす平城宮と同様に格式の高い築地塀だった。
羅城の北側には、道路を含めて南北幅27メートルの空間があったことも分かり、外交使節の出迎えなどに使った可能性があるという。
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毎日jp