奈良県桜井市の帆立貝式古墳、茅原大墓古墳(古墳時代中期初め、国史跡)の前方部角で、墳丘と外堤を結ぶ渡り堤が確認され、2012年2月16日(木)、市教委が発表した。
茅原大墓は後円部に比べて前方部が短い「帆立貝式古墳」。
同市域では「卑弥呼の墓」説もある箸墓古墳をはじめ、3世紀後半の古墳時代初頭から大古墳が連続して築造されてきたが、4世紀後半以降は大古墳の造営地が奈良盆地北部や大阪の河内、和泉に移り、桜井では茅原大墓を最後に100メートル近い古墳も築かれなくなっている。
時代の転換点の状況を考える上で貴重な資料になるという。
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毎日jp