2012年3月17日(土)、長野県埋蔵文化財センターは、佐久市の周防畑(すぼうばた)遺跡群から奈良時代の獣の足をかたどった脚付きのすずり「獣脚風字硯(じゅうきゃくふうじけん)」の一部が出土したと発表した。
同型のすずりが発見されたのは国内初。
国内では8世紀後半~9世紀前半にはすずりの形が「風」の字に似ている「風字硯」が一般的。
獣脚の付いたすずりは7世紀までに見られ、8世紀以降には出土していない。同センターの大竹憲昭調査部長は「他に類を見ない形で、佐久のオリジナルかもしれない」としている。
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毎日jp