2013年5月20日(月)、江戸東京博物館で、米国のロバート・ファインバーグ氏が一代で蒐集した、江戸絵画を中心とする日本美術のコレクションを紹介する「ファインバーグ・コレクション展」のプレス向け内覧会が行われた。
化学者であり実業家でもあったロバート・ファインバーグ氏とその妻ベッツィー氏のコレクションは、狩野派や土佐派など官画派の保守的な作品はほとんど含まず、江戸時代の民間画派の、自由で活気に満ちた肉筆画の作品が中心。本展が日本で初めてまとまった形での紹介となる。
展覧会では尾形光琳、酒井抱一らの琳派、池大雅、与謝蕪村、谷文晁らの文人画、円山応挙、呉春らの円山四条派、伊藤若冲、曽我蕭白らの奇想派、そして菱川師宣、葛飾北斎らの浮世絵など、絵師60人の作品計93点を5章で紹介する。
「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡」は2013年5月21日(火)~7月15日(月・祝)、東京・墨田区の江戸東京博物館1階展示室で開催。観覧料は一般当日1,300円(特別展専用券)。前売りは1,100円で2013年5月20日(月)23:59まで発売。
なお、本展はMIHO MUSEUM(7月20日~8月18日)、鳥取県立博物館(10月5日~11月10日)に巡回する。
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