2014年11月20日(木)、東京と滋賀で来年開催される「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」展の開催記念トークイベントが行われた。
展覧会は、同じ正徳6(1716)年に生まれた天才絵師、伊藤若冲と与謝蕪村に焦点を当てた企画。
トークイベントには展覧会監修者でMIHO MUSEUM館長の辻惟雄氏、サントリー美術館学芸部長の石田佳也氏、MIHO MUSEUM学芸員の岡田秀之氏が登壇。
写生画で細密描写の若冲と、略筆の文人画の蕪村と、タイプが異なる二人だが、互いの京都の住居は直線距離で約200mしか離れていなかった事などを紹介。92年ぶりに発見されて話題となった蕪村の《蜀桟道図》や、若冲が80歳を過ぎて描いた《象と鯨図屏風》など、注目作品を解説した。
トークショー時点での出品予定作品は、228点。うち若冲は97点(新出24点)、蕪村は101点(同25点)。出品交渉中の作品も多数あるという。
「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」展は、東京・港区のサントリー美術館で2015年3月18日(水)~5月10日(日)、滋賀県のMIHO MUSEUMでは7月4日(土)~8月30日(日)に開催。東京展の前売り券は12月20日(土)から発売される。
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