富山市で2015年10月3日(土)に開幕する「トリエンナーレ2015年公募・神通峡美術展」で大賞に選ばれたなった作品が既刊の書籍の表紙絵に酷似している事が分かり、同展実行委員会は受賞を取り消した。
大賞に選ばれていたのは、絵画「廃墟(はいきょ)の幻視」。
オランダの建築家、レム・コールハースの著書「錯乱のニューヨーク」の表紙絵になっているオランダの画家、マデロン・ヴリーゼンドープの作品と、構図は逆転しているものの、モチーフや色彩が酷似していた。
展覧会の大賞は該当作なしとなり、実行委は、同じ作者による別の作品の入選も取り消した。
同展は1991年から始まり、9回目となる今回が最後の開催となる。発信:
北日本新聞